ねじれ帝国inblog THE SUPER BEST（サルベージできた分）その17

なんかもうホントごめんね。

最近疲れてんだワ。

そーゆーことで今回はまた過去の遺産でお茶を濁しますよw

今日は2005年2月8日投稿の「体感ゲーム」のお話です。

ごゆっくりどぞ～。

ののお。



体感ゲームのお話　 [アーケード] 　

昔、友達数人と某プールに遊びに行った時、お金をケチってロッカーの鍵を掛けないまま遊んでいまして、泳ぎ疲れたので帰ろうと思いロッカーを開けたら自分も含め、全員パンツだけが盗まれており、みんなしてノーパンで家路に着いたことがあります。
新しい性の目覚めが誕生するところでした。
ののおです。

大きいつづらと、小さいつづらがあったとしたら、皆さんはどっちを選ぶでしょうか？
昔話に例えると、たいがい小さいつづらの方が正解で、大きいつづらにはロクなものが入っていなかったりするわけですけども、本当にそうでしょうか。
小粒でもピリリと辛いナントカよりも、大きいことはいいことだと胸張って言える大味な態度がののおは大好きです。
そんな大きいものへの憧れをゲームというカテゴリーにおいて、常に具体化してくれていたメーカーが８０年の終わりから９０年代半ばまで多数存在していたわけなんですが、ここで言う大きいものとは、すなわち「体感ゲーム」のことでありまして、それはそれは無闇にデカい筐体たちが一時期の
ゲーセンを占領していた時代がありました。

火付け役は何でしょう？
「スペースハリアー」でしょうか？イヤイヤ、「ハングオン」がありました。
１９８５年に登場したこれは、本物のバイクに乗れないちびっこから大きなお友達まで、沢山の人達に実際にバイクに乗って運転するというヴァーチャルな感覚を植え付けました。
コレが４,５台横に並んでみんなが一斉にカーブに差し掛かって傾く姿を後ろから見ているだけで、なんとも微笑ましい「絵」が完成されるわけでして、無論、これがシミュレーターの類ではなく、純粋なゲームとしてだったからこその「絵」だった訳で、これがどこぞの教習所の一角だったら間違っても笑ってはいけません。
そして「スペースハリアー」です。
ムービングシートにはご大層にシートベルト、右に左に傾く筐体、当時としては美しいグラフィックと、
ゲーセンが遊園地のアトラクションに負けないことを証明した第一歩でした。
このタイプは後の「アフターバーナー」や「Ｇ－ＬＯＣ」等に受け継がれます。
あと「ダライアス」や「ニンジャウォーリアーズ」のような２画面、３画面を繋げた大型筐体もありました。あのボディソニックのズンズンくる重低音と、デカイ画面、ののおのなかではこれも体感ゲームでした。

「アウトラン」がマジカルサウンドシャワーでさわやかなドライブに連れて行ってくれたかと思うと、
「ギャラクシーフォースⅡ」では宇宙戦争に駆り出されます。
もはや何でも「体感」できるようになりました。
そして極めつけはＲ－360でしょう。
９０年７月に突如として現れたこのモンスターマシンは、３６０度ローリングする機体と、プレイ時に係員がつく必要があるなど、まさに体感ゲームのひとつの到達点だったのではないかと思います。
以後、様々な体感ゲームがリリースされましたが、未だにののおのなかでこれを超える体感ゲームはありません。

何かセガばっかりのようですが、事実、体感ゲームと言えばセガだったんです。
さすがサービス＆ゲームズ、ゲーセンでのセガはヘタなコンシューマー機市場よりも断然男らしく見えたモンです。
チマチマしたもん創ってられっか、という潔さが伝わってくるようです。
話はそれますが、セガはこういった無駄にデカいものを創ってる方がセガらしくていいと思います。
現在のいちソフトメーカーに成り下がってしまったセガを見るにつけ（勿論、今でも大型筐体のゲームは出していますが）、何だか物悲しい気分になってきます。

何か最近ゲーセンに行っても、プライズものやスロットゲームがその代わりをつとめているようで、
おおっ！とか言う驚きが少なくなってきている感じがします。
「サンダーブレード」を初めて1コインクリアして、知らない高校生のお兄ちゃん方に胴上げされた気分は、もう随分昔のことのように思えて仕方がありません。
イヤ、ＤＤＲやビーマニなども確かに面白いんですが、そういった方面の驚きとかではなくて、何と言うか、達成感の違いと言うか・・・うまく説明できないんですがね・・・。

そんなことを無表情で黙々と指だけは高速に動かしてビーマニやってるメガネのお姉ちゃんの横で
ポカリ飲みながら考えてた、だる～い午後だったんです。

でもやっぱりののおは大きいつづらの方がいいや。


2005-02-08 06:03　 nice!(0) コメント(2) トラックバック(1)
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