ねじれ帝国inblog THE SUPER BEST(サルベージできた分)その13 [ゲーム]

今回ブレイクタイムです。

え~っと今回は2006年1月20日投稿の「メルヘンメイズのお話」です。

そういやキャロットでコレの下敷き買ったな・・・。

じゃそういうことで。

ののお~。




メルヘンメイズのお話  [PCエンジン]  

あのさぁ今DAIKINのHPにでてるロボぴちょんくんってアレ、フィギュアとかで販売はされないの?

なんかすんげー欲しいんですケド・・・(笑)。

だってぴちょんくんの中にぴちょんくんが入ってるんですよ!?

動画とか見たら余計欲しくなってきましたよ。

値段高めでも出してくんねぇかなぁ・・・。

2万までだったら買うから(笑)。

とりあえずクアントあたりチェックしとくか・・・。

ののお。





メルヘンメイズ 【PCエンジン】

出版社/メーカー: ハドソン
発売日: 1990/07/20
メディア: ビデオゲーム

全ては情熱が足りなかったんだと思う。
イヤ、ホントのこと言えば情熱なんて曖昧なモンではなくて、あの斜めに入りにくいPCエンジンのパッドやどうしても追いつけない技術の差みたいな「埋まらない溝」によって泣く泣く本来あるべき姿を変えざるを得なかった状況だとかは俺にだって理解はできた。
そういったものはもうファミコンあたりから十分慣れていたハズだったんだけど、どうしてもこれだけは、これだけは無理矢理さっきのような理由で力押しの納得をすることができなかったんだ。
例えて言うなら清楚で可憐、あの娘はまるで都会のオアシスに咲いた一輪の花のような女性だったのに、いざ結婚してみたら実はズボラで料理もできない、オマケに片付けられない症候群だったときのような、上から下へフリーフォールよろしく叩きつけられたくらいのショックがコイツにはあったワケだ。
ゲーム的な面白さはとりあえず置いといて、このあんまり好きだったんでナムコ直営店で恥ずかしさを堪え、下敷きまで購入した自分にとっては「もういっそのこと出さなきゃよかんじゃないのか?」と思ったり思わなかったりしたほどのものだったワケなのよ・・・。

「メルヘンメイズ」。
主人公のアリスが闇の女王(悪いヤツ)を倒すため、お供のウサギとともに鏡の世界を大冒険するという、大雑把な説明のストーリーでも大体の事情は飲み込めてしまうという理屈抜きの分かりやすさと、登場するキャラからその世界観にいたるまでとてもファンシーな可愛らしさで統一された色合いが女の子でもスンナリとゲームに入っていける間口の広さを見せつけることに成功したファンタジーアクションの隠れた名作だ。
主人公の武器はしゃぼん玉で、アイテムを取ることによって3WAYになったり巨大なしゃぼん玉になったりと攻撃しているだけでも楽しく、また各ステージに設置された様々なトラップを巧みなジャンプで切り抜けていくテクニック重視の場面が多々あったりして気の抜けないゲーム性となっている。
そして何といってもこの「メルヘンメイズ」のポイントは、クウォータービューによる斜め視点でのゲーム進行にあったと思う。
これによってただステージをダラダラ進むだけではなくて、自分の足場をしっかりと確認していないとあっという間に奈落の底に突き落とされてしまうというゲームとしての緊張感みたいなものを醸し出しているワケだ。
勿論最初は斜め視点ということで戸惑うかもしれないが、ジャンプしたときに現れる自分の影をちゃんと見ていれば次はどこに着地するのかなどの先読みが可能となるので、慣れれば敵弾を連続でピョンピョンと飛び越えることだってできるようになるハズだ。
そうやって自分のテクニックを磨きながら全13面の鏡の世界を攻略していくワケなんだけど、とにかくこの仕様に慣れてしまえば、ビジュアルも非常に綺麗だし、ついつい先の面を見たくて何度もチャレンジしてしまう中毒性のようなものも持ち合わせている、とても魅力的なゲームに変身するワケだったんだ。

・・・そう、「だった」んだよ。
さっきまでのはアーケードでのお話、今回紹介する移植先であるPCエンジン版には残念ながらこういったステキなゲーム性は・・・というか「メルヘンメイズ」そのものが見当たらなかったんだ。
ストーリーやキャラクターが変更になっているのに加え、これは仕方の無い部分だけどやっぱりチープになってしまった世界観・・・。
そして何より一番痛かったのがPCエンジン版では斜め視点ではなく、真上から見下ろしたトップビューに変更されている部分ではないだろうか。
お、俺の知ってる「メルヘンメイズ」はこんな安っぽい縦スクロールアクションなんかじゃねぇ・・・。
そしてこの変更によってゲーム性自体が全く別のものになってしまっているワケで、見た目なんとなくソレっぽいというくらいで後は全然オリジナルな知らないゲームになってしまっているのが非常に腹立たしい・・・もとい、悲しい。
感覚的には同じPCエンジンでリリースされた「ワルキューレの伝説」に近いかもしれない。
あっ、しかもコレもナムコだ(笑)。
ともかくここまでゲーム性が変わってきてしまうともはや自分のなかでは「メルヘンメイズ」とは呼びがたく、あくまでもメルヘンメイズっぽいもの、としか形容できなかったりするんだよ。
まぁアーケード版をやっておらず、なおかつ変な先入観みたいなものを捨ててコレをプレイしたのならば、ゲームに対する感じ方や印象ももっと違ったものになっていたのは確かなんだろうケド、斜め視点のあの独特の操作感だけは残しておいてもらいたかったと思うことしきりだったりする。

ヘタな移植だったらもうせんでもいいわい!!
などと大人気ない文句を言うつもりは全くもってないんだけど、元あった本家から遠く離れた会ったこともない従妹みたいな、もはや他人様というくらいに変わってしまった移植作品なんか俺はいらない。
オリジナルよか遊べるっていうんならまだしも、実際問題遊べなかったしなぁ・・・。
ま、結論としてコレはまったくのオリジナルものとしてプレイするのが正しい遊び方なんだろうな。
もういっそのことRPGにでもしてくれた方が逆に割り切れてよかったかもしれない(笑)。
アーケード版をプレイしたことがなくて、まっさらな気持ちでプレイできる人はちょっとやってみて。
ソレはソレで遊べるかもしんないから。








PS.
今日、文句ばっか(笑)。
でも実際どうなんだろう?
あくまで俺の場合、ゲームとしてみても小粒だったし何より感覚がアーケード版と全然違うと思ったからこの評価は仕方がないんだけど、はじめてメルヘンメイズに触れたのがエンジン版だった人には大絶賛だったりしてな(笑)。
つかエンジン版のファンの人には、正直スマンかった・・・。







2006-01-20 03:30  nice!(0) コメント(2) トラックバック(0)
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コメント 2

いやいやいや
全く持って思い切り同感です(へたくそな同意に聞こえますが、これが限界)

私も、PCエンジン版に触れた時、ここまで違うゲームだとは思いもしませんでした。
なんと言うか、こう……
がっかりきたと言うか何と言うか……
by TUKI (2006-01-31 17:13)
>TUKIさん

そう!!がっかり。
ものすごいがっかりしましたよねぇ、最初にプレイしたとき(笑)。
なまじっかアーケード版が綺麗で遊び甲斐のあるゲームだっただけに、この移植には心底「あ~あ、やっちゃった」みたいな感覚しかでてきませんでした。

ま、オリジナルの別モンというニュアンスでプレイすればいいんでしょうケド・・・。
by ののお (2006-01-31 23:44)



コレ、もう一回やりたい・・・。
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