ボンタンアメのお話 [駄菓子]

ウチの近所はノラ猫が多い。

ひとたび外に出れば3~4匹のノラ達に出くわしてしまう。

勿論そんなんだから深夜のネコ会合も頻繁に行われていたりする。

俺ん家の部屋の窓を開け、下を見下ろすとそこは小さい神社になっていて、

夜中になるとよくソコでネコ達が夜な夜な集まり何やらやっている。

大体が変な鳴き声をあげたりじゃれついていたりとかなんだけど、ある時間を境にソレはピタッと止まる。

一斉にお互いの顔をじ~っと見つめあいながら、5分くらい・・・長いときは10分以上ソレは続く。

アレ、一体ナニしてんでしょうね?

スッゲー気になるんだけど・・・。

ののお~。





2009110702000000.JPG

今も昔も変わらぬ美味しさってヤツがあると思うんだけど、今も昔もまったく馴染めない味ってヤツがあるのもまた然りだ。
俺にとって今も昔もまったく馴染めない味ってヤツの代表格になるのが今日お話する「ボンタンアメ」なんだけれど、この記事のために久々に買って食べてみたら案の定口に合わなかった。
別にバカにするワケではないが、やっぱり好みってあると思うのね。
でもこの駄菓子の味についてはよく知らない人も多いと思うので、もし興味があったら見てってください。


「ボンタンアメ」。
もともとは九州地方のお菓子だったこともありマイナーな部類に入ると思われるこの商品、1926年に鹿児島にあるセイカ食品が発売している飴菓子の一種である。
セイカ食品といえばご存知「白くまアイス」などメジャーどころを多く輩出しているメーカーといったイメージがあるが、意外なことにこの「ボンタンアメ」が駄菓子関係のスタート地点だったりするニッチな会社だったりするワケだ。
でその「ボンタンアメ」、開発の過程が結構面白く、セイカ食品の前身である鹿児島菓子株式会社時代に水飴の製造もやっていてその工場で朝鮮飴(求肥ってヤツね)を作ってる過程で社員が細かくソレを切って遊んでいたところをヒントにして出来上がったんだそうで。
えらく歴史のある商品でも始まりは意外とテキトーな感じにちょっとした好感がもてる。

見た目キャラメルのような概観でも口に入れると全く違う食感に襲われて困惑してしまいそうになるこの「ボンタンアメ」だが、開発当初のライバルはやっぱり森永のミルクキャラメルだったということから、似たようなコンセプトで違うオリジナリティを求めた結果がソレになってしまったのならしょうがないことだ。
鹿児島阿久根産の良質なボンタンのあの甘味と少しの酸味をオブラートに包んで、噛めば噛むほど味がジンワリと染み出てくるようなやわらかいグミ的食感は、お年寄りから子供まで誰もが安心して食べられる昔ながらの駄菓子といっても過言ではないだろう。

2009110702020000.JPG中身。


だがしかし。
やっぱり向かないものは向かないワケで・・・。
あくまで自分的な意見で申し訳ないのだけれども、俺にはあのオブラートの無機質感と歯にまとわり付く食感が今の歳になってもどうしても馴染めないのだ。
じゃあ食うなよ、と言われればそこでこの話はおしまいなのだが、この歴史ある偉大な駄菓子を出来れば美味しくいただきたいと願ってやまないからこその苦言ですよw
セイカさん、よかったら次はもうちょっと硬めのボンタンアメ出してはくれませんか?
そうなると俺はもっとコイツが好きになるハズ・・・だ(笑)。

とまぁ色々言ったが大正の時代から連綿と続いている歴史と、その素朴すぎる味わいを知りたかったら食べてみるのも一興かもしれない。
この「ボンタンアメ」、今では全国区になっていて近くのダイエーとかあと100均とかでも売ってあるのを見かけることができるため九州人でなくとも入手するのは容易いだろう。
慣れればきっと美味しくいただけると思うから、ちょっとお前も試してみてくれよ。
今の駄菓子にはない、ちょっとした先人の工夫が口の中で理解することができるだろうから。











追記。
でもやっぱり慣れねぇw
ファンの人には申し訳ないです、ホント。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。